私は幼少期に幼稚園での集団生活に馴染めず、朝が来ると幼稚園に行きたくないので泣きながら大騒ぎしていました。

思い出の中で一番最悪なのは「お泊り会」であり、慣れないところで寝る上に母親にも会えない。
 慣れてないだけならマシですが、私の幼稚園は近所のお寺が運営しているので具体的に言うとお墓で寝る訳です。

お葬式の後、本堂の地下で食事をするスペースが寝室。
壁に日蓮大聖人の絵があったりしますが、「怖い!」という先入観でまともに見られない絵でした。
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こういう子供をなんとかお泊り会に参加させようと、大人は汚い作戦を考えます。

今考えても当時の先生たちは美人が多く、年齢は二十歳くらいの皆さんでした。
私が親から言われたのが、
「お泊り会で風呂の時間があるから、先生たちと一緒に入れる!」という内容。
私もクレヨンしんちゃんみたいな子供だったらしく、当日はなんとかお泊り会に参加しました。

この風呂っていうのは銭湯なんですが、墓の中を10分くらい歩かないと着きません。
中には本気で嫌がる子もいましたが、考えたら大人でも嫌なお泊り会ですね。

美人の先生と風呂に入るため決死の行軍でたどり着いた銭湯ですが、
待っていたのは園長先生との入浴でした。

園長は当時すでにお爺さんであり、お坊さんなので頭はツルツル。
「髪が無いから洗えない。」みたいなジョークを言ってた気がしますが、そんな事より話が全然違います。

結局、「爺さんと風呂に入り、墓の中で寝る。」という何のメリットもない行事であり、親と幼稚園に共謀して騙された訳です。

おまけに翌日は朝一番でお経を読み、昨日の園長が説法をします。
園長の説法はワンパターンであり、いつも有名な「金の斧・銀の斧」を使ったお話。

これは正直の大切さを説いた話だと思いますが、園長が話すと何の説得力もありませんでした。




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